CASIO・PROTREK

「プロトレック」とは？

様々なセンサーを内蔵し、大自然を感じる事を追及したアウトドア・ウォッチが「プロトレック」です。

なお、以前は女性向けサイズの「プロトレックレイ」(PROTREK Ley)や、水辺での使用に特化した「シーパスファインダー」(SEA-PATHFINDER)というシリーズが発売されていましたが、現在は販売完了になっています。

「方位センサー」

方位センサーは、センサー内部に直交して巻かれた2組のコイルと、その中心部に配置されたMR素子(磁気抵抗素子)で出来ています。

MR素子は地磁気(地球を南北に走る磁力線)を感知し、その磁気の強さにより抵抗値が変化する性質を持っています。

これを利用して、2組のコイルでMR素子の抵抗変化を2方向の成分に分け、それにより得られた電圧信号を、マイクロプロセッサで演算処理して方位を割り出すのです。

「圧力センサー」

圧力センサーは、シリコン基盤上に配置された4つの拡散抵抗が歪むことによって起こる、抵抗値の変化(エピゾ効果)を利用して計測しています。

この変化(抵抗の前後の電圧差)をA/Dコンバーターでデジタル化し、マイクロプロセッサが演算処理して表示します。

これで、気圧表示と共に高度表示を行いますが、気圧変化を高度変化に変換する相対高度計のため、気圧が自然現象により変化すると、計測値の高度も変化します。

「温度センサー」

温度センサーの実体は、サーミストと呼ばれる僅か長さ約2〜2.4mmの、幅1.2〜1.6mmのファインセラミック半導体です。

温度に反応して抵抗値がするため、その値を検出してマイクロプロセッサが演算処理して温度として表示します。