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■■■■◆◆■ ■■◆■ ★☆ j-tokei.com☆Hotメールマガジン ☆★
■ ■ ●●■◆ ■◆■ 発行:時計/宝石/メガネ・タカギ
■● ■ ◆◆■ ■■◆■ Vol.53 [2001/05/11(Fri)版]
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●5月の「トホホなプレゼント」
興味のある人には嬉しく、興味のない方には全くつまらないという「トホホ」
な賞品を毎月プレゼントしています「トホホなプレゼント」ですが、今回は「ス
ヌーピー目覚時計」をプレゼントいたします。
スヌーピーの外装デザインのタイプと、文字板にスヌーピーが描かれたタイプ
の2種類で、いずれも目覚音は「ピュ〜ンピュ〜ン」という落下音のような電子
音になっています。
時計は何も問題がありませんが、実は外箱の色が退色してしまって、箱の見栄
えが「トホホ」という物です。^_^;)
応募締切は5月25日(金)で、今回は合計3名の方にプレゼントいたします。
(どの時計になるかは運次第です。^_^;)
詳細は、"トホホなプレゼント"コーナーをご参照下さい。
( http://www.j-tokei.com/watch/toho0105.htm )
なお、前回に引き続き簡単なアンケートを一緒にお願いしております。
ご協力をよろしくお願いいたします。
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4月のプレゼント「ぬいぐるみ・ボールなどあれこれ」は、有効応募数56名の
方からご応募頂きました。厳正なる抽選の結果、下記の方が当選いたしました。
▽「へび」のぬいぐるみ : 古谷 弘子 様
▽「松坂大輔サインボール」:塚越 苑子 様
吉田 典行 様
▽「ゴルフボールのセット」:谷川 明美 様
▽「メモ用紙台」 : 伊藤 克也 様
ご当選おめでとうございました。
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●ウォッチ通販ページからのお知らせ。
◇最近の入荷状況 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
最新情報については商品入荷情報ページをご参照下さい。
( http://www.j-tokei.com/watch/shop_new.htm )
また、掲載情報はメルマガでも配信しており、通常版とiモード対応版の2種
類があります。詳細は下記ページをご覧下さい。
( http://www.j-tokei.com/news/index.htm )
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◇「NICOS」「VISA」「MasterCard」のお取扱いを開始しました。
先月より日本信販と契約し、通信販売で「NICOS」カードのお取扱いを開始い
たしました。
通常の一括払いはもちろん、20回までの分割払いがご利用頂けます。
また、日本信販経由で「VISA」「MasterCard」のカードもご利用頂けるように
なりました。(こちらは、一括払いのみご利用可能です)
今のところ、弊社のシステム上の問題から、ご利用のお申し込みは FAXまたは
お電話でのお申し込みに限られますが、どうぞご利用くださいませ。
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●時計/宝石/メガネ・新製品情報
◇セイコー関連 - - - - - - - - - - - -
○新ブランド「MX(エムエックス)」(6月発売予定)
洗練されたスポーティ・デザインをベースに生まれた新シリーズで、「タフ&
ハイクオリティ」をコンセプトにした7000シリーズと、「パワー&スタイリッシ
ュ」をコンセプトにした2000シリーズが登場。
7000シリーズでは、シースルーバック構造のキネティック・クロノグラフ、SA
TX003(\300,000)と、キネティック・オートリレーのSATS001(\130,000)が、2000
シリーズでは、アラームクロノグラフ機構のSATC001,SATC003(\65,000)と、24時
間針付きパーペチュアルカレンダー機構のSATF001,SATF003(\70,000)が発売にな
ります。
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●時計/宝石/メガネ・その他の情報
○オリエント"PADI"のCMに「広末涼子」を起用
本格的ダイバーズ・ウォッチの"PADI"のイメージキャラクターに、広末涼子
を起用しました。雑誌広告でお目にかかると思います。
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●時計/宝石/メガネ[一口メモ]
◇時計の裏ぶた構造あれこれ (1)
雑誌などの影響で「スクリューバック」という裏ぶた構造の名称が知られるよ
うになりましたが、裏ぶたには色々な形式があります。
外観的な形状で判断すると、丸形でスパナ溝があるもの、止めネジが見えるも
の、止めネジがないフラットなもの、あるいは裏ぶたが無いもの、という区分に
なりますが、今回は一番数が多いフラットなタイプの事を記したいと思います。
この、一見同じように見えるタイプが実は曲者で、セイコーがテクニカル・マ
ニュアルで分類している形式では下記のようなタイプがあるように、微妙な違い
があります。
・板ばね食い付き式
・だぼ食い付き式
・外だぼ食い付き式
・外食い付き式
・内食い付き式
・つめ食い付き式
・プラ直式
名称から構造が想像出来るかも知れませんが、簡単にご説明します。
*
板ばね食い付き式は、角型のデザインだけに見られるタイプで、ケースの胴の
部分に、裏ぶたに付いている板ばねが引っかかって留まっている形式で、胴の一
部に板ばねを押し込む部分が見えるの判りやすいかも知れません。
取り外しは、精密ドライバーのような道具を使いますが、専用の工具が出てい
るタイプもあります。
*
だぼ食い付き式は、裏ぶたに「だぼ」と呼ばれる引っかかりの突起のような部
分があり、これがケースの胴の内側に引っかかって留まっている形式です。
丸型のデザインでは全周に「だぼ」が付いているタイプがありますが、部分的
に「だぼ」が付いているタイプがほとんどです。
取り外しは、側あけ(こじ開けとも言います)という道具を使いますが、上記の
ように全周に「だぼ」が付いているタイプでは、防水側締具という裏ぶたを押さ
え込む工具を使うのに対して、部分的な「だぼ」が付いているタイプでは、「だ
ぼ」に対して直角に押し込む方法をとります。同様に、取り外す時は「だぼ」に
対して直角に側あけを押し込みます。
このタイプは、極薄型のように裏ぶたが食い付く高さが低い構造のものから、
安価な時計まで幅広く使われています。
*
外だぼ食い付き式は、角型デザインで安価な時計に見られるタイプで、12時と
6時方向で、裏ぶたがケースを挟み込むような感じで留まっています。
取り外しは、12時または6時方向からこじ開けます。
*
外食い付き式は、だぼ食い付き式と似ていますが、「だぼ」の部分がない裏ぶ
たが、ケースの胴の内側に引っかかって留まっている形式です。
内食い付き式は、丸型デザインのケースだけに見られるタイプで、外食い付き
式と外観的には似ていますが、ケースの胴の周囲の凸部分に裏ぶたが引っかかっ
て留まっている形式です。
取り外しは側あけを使いますが、外食い付き式では側あけを差し込んでから、
下方向に動かすのに対して、内食い付き式では上方向に動かします。
*
つめ食い付き式は、角型デザインに見られるタイプで、だぼ食い付き式のだぼ
と違い、引っかかる爪のような突起があるタイプです。
取り外しは側あけを使いますが、裏ぶた全体を水平に押すような感じで開け、
取り付ける時は、爪に対して直角に押し込む方法をとります。
他の食い付き式のように、側あけを上下に動かすような事をしたり、取り付け
時に防水側締具を使用すると、爪の部分が変形して留まらなくなるので要注意の
構造です。
時計バンドを外さないと、水平に側開けを押し込む事が出来ないのですが、無
理して開けたと思われる痕跡を見たこともあります。
一番悲惨なのは、防水側締具で締めてしまった場合で、その時は爪が変形して
留まっているものの、次に開けたら二度と閉まらない場合です。まあ、取り外し
の時には簡単に開いてしまうので気付くのですが。^_^;)
*
プラ直式は内食い付き式と同じ感じですが、内食い付き式では裏ぶたが、直接
ケースの胴の部分と擦れ合うのに対して、プラ直式ではその間にプラスチック・
パッキンが入り、その弾力性で留まっている形式です。
取り外しは内食い付き式などと同じで、取り付け時にはパッキンが変形しない
ように、均一な力で押さえ込むために基本的には防水側締具を使用します。
ただ、何度か開閉してパッキンの弾力が無くなっている場合や、元々きつくな
い感じのものは手でも押さえ込めます。^_^;)
この方法は、国産メーカーでは安価な時計しか見かけませんが、今のスイス製
時計ではスタンダードな方法で、オメガやロンジンはもちろん、様々なブランド
はこの方法が一般的です。
取り外しはともかく、パッキン自体に裏表がありますし、裏ぶたにパッキンを
セットして取り付けるのが原則ですから、取り付け時にパッキンを変形させると
留まらなくなるので要注意です。
*
文字だけの説明では判りにくかったと思いますが、簡単に見える裏ぶた構造も
意外と奥が深いものです。
側明けも、厚いもの、薄いもの、先の細いものがあり、構造に合わせて使い分
けるのが理想です。でもついつい同じ物を使ってしまいますが...。^_^;)
慣れないと、力を入れ過ぎて開けた拍子に機械を破損させてしまう可能性があ
り、ほとんど駄目にしてしまった悲惨な事例も聞いたことがあります。^_^;)
意外と知られていませんが、セイコーでは一部で側明けの押し込む方向を表記
していますし、押し込む方向に切断の可能性が高いコイル部品を配置しないよう
な工夫を一部でしています。スイス製では、こういう細かい配慮は無いですね。
メーカーも判らない安価な時計ほど取り外しに苦労する事が多くて、特に締め
付けが硬いにも関わらず、側明けを押し込む切り欠きが無い時計には閉口する時
があります。
安価な時計には、ツバのような突起が付いている裏ぶたがあって、この突起に
側明けを引っ掛けてテコの原理で取り外す感じになっているものもあります。
これも曲者で、ほとんどがバンドを取り付ける足の根元の辺りに爪があります
が、その足の部分がテコのように開ける方法では耐え切れないとしか思えない物
もあり、個人的にはその部分なるべく避けています。^_^;)
最も、安価な時計だけが苦労する訳ではなく、高級品でもバンドが取り外し出
来ない、あるいは簡単に外せない構造にも関わらず、バンド取り付け方向から側
明けを押し込まなくてはいけない時計もあります。
また、ケース側面にペイントがあって、薄い側明けで水平に押し込まないと破
損してしまうとか、裏ぶたがケースに埋没した感じで、バンド取り付け部の細い
隙間から専用工具で取り外しが必要とか、困ったブランド時計もあります。
そうそう、一見七宝風のガラスが裏ぶた全面に施された裏ぶたも困りものです
ね。ノーブランドで、女性向けの和装時計に見かける時計ですが、取り付ける時
に充分注意をしないと、簡単にガラス部分にヒビが入ります。^_^;)
メンテナンス面を考えたデザインや構造にして欲しいのですけどね。^_^;)
*
次回は、今回取り上げた方法以外の構造の説明をしたいと思います。
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☆編集者のコラム
今月は、いつもより発行が遅れて失礼しました。m(_ _)m
日本ロレックスが一般時計店に部品の供給をしていないだけでなく、取次的な
業務も認めていない状況(時計店がサービスセンターに依頼しても、消費者が依
頼した場合と同額の料金を請求される)は以前お伝えした事があると思います。
小売業界も黙っている訳でなくて、随分前から全時連(時計店の組合の全国組
織)が改善の申し入れをしているのですが、先日行われた会談でもロレックス側
は何も変わらずという内容でした。
その一方で、正規輸入品は希少な供給にも関わらず、平行輸入品が幅を利かせ
て、一部ではプレミアも付くし、中古市場では改造物も出回るというおかしな状
態だと思います。
違うタイプのムーブメントを無理やり入れたために、横から見ると針を曲げた
のが判るという悲惨な改造物も先日も見ましたが。-_-;)
時計情報の雑誌では相変わらずロレックスに関する記事が多いですが、良い事
ばかりしか載せずに問題点も指摘して欲しいと思います。
時計自体は実用性の高い良い物だと思っていますけど。
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□□(c)1998-2001.TAKAGI 担当:高木 康光( mailto:yasubee@j-tokei.com )
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